2007年04月26日

IPアドレスが暗号に思えた

 2004/5/13は完全にノイローゼ(神経症)に陥っていたと考えざるをえない。なにしろインターネット接続状況をリアルタイムで監視するためのソフトの画面に次々と出現するIPアドレスを、自分に対して何者かが送ってくる秘密の暗号ではないかと疑心暗鬼になっていたのである。
 XXX.93.1.81。たしかこんな数列だった。これをわたしは「臭いハイ」と読んで天井を見上げた。その瞬間異臭を嗅ぎ、頭皮がビビッとしびれた。一気に恐怖にとらわれて、玄関から外に飛び出した。もうだめだと思った。夜のことだったがこの日は朝からヘリコプターが家の上空を飛びまわったために、もともと異常な心理状態になっていた。非現実的な疑いが頭を駆け巡っていた。妄想はあくまでも妄想として認識できたが、もしかしてという思いを払拭できなかった。
 たとえば2002年に川崎署でわたしの相談に同席したインターネットの専門家である中年の女性はわたしが大学時代に片思いしていたA・Rさんが変身した姿なのではないかと妄想したりしていた。まだ公表されていない先端科学技術を駆使して神のみわざと見まがう作為をほどこしている秘密結社を想像の架け橋として直感的に案出したりしていたのだ。
 わたしはそのまま春の嵐の中を中華街まで歩き続けた。完全に錯覚と錯覚に支持された妄想にとらわれていた。わたしの認識の中ではすれちがう誰もがわたしに向かって致死性はない毒ガスを噴霧してきた。雨傘の先端からもマンホールの中からも臭いガスが噴き出してくる。わたしは腹を立て通行人を殴り飛ばそうかと一瞬思った……。

ラベル:ノイローゼ
posted by 堀内悟 at 20:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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