2010年12月26日

表現の自由の規制には慎重さが必要

 12月13日に都議会でマンガ規制条例が可決された。条例の詳細については知らないうえに、どんな価値観を第一の正義とするのかを考え出すと、想念の渦に巻き込まれそうになる。
 今回の議決で条例案が通ったのは反対派だった民主党が賛成に回ったためらしい。民主会派は懸念材料を消化した条例案を繰り出されるうちに譲歩せざるをえない状態に陥った、との報道もあった。

 わたしは大学時代に漫画雑誌をたまたま目にして、ある作品のあまりにひどい性暴力描写にあきれはてたことがある。こんなものが一般的な書店で少年少女も買える状態になっていていいのか、と思った。その内容はどんな場面か説明するのがはばかられるくらいだ。

 しかし、表現の自由の規制にあっては、よくよく慎重にならなければいけない。わたしもブログだけでなく詩を書いたりするので、漫画家の萎縮効果を想像できる。ことばと絵では人の心に影響を与える仕組みが違ってくるのだろうが、創作過程で作者が抱く不安は同じようなものだろう。

 経済のことを考えても、今回の規制を発端として日本のマンガ・アニメ文化が活気を失ってしまわないか心配だ。日本の貴重な国際的ソフトパワーの衰退を招く恐れがあるのではないだろうか。
 条例は来年7月までに施行されるという。実際に施行された場合、その後の業界への影響評価をきちんとして、見直しの機会を設けた方がよいと思う。

2010.12.26日曜

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ラベル:表現の自由
posted by 堀内悟 at 13:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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