2009年12月27日

江戸川乱歩『怪奇四十面相』読了

 昨日読み始めた乱歩の『少年探偵7 怪奇四十面相』(ポプラ社)を今日の13時45分に読み終えた。

46字×15行×206頁
昭和39.8.30初版 昭和51.10.30 38版

 『風と共に去りぬ』をすいすい読み進められないことに因る心の重苦しさから逃れるために浮気してしまった。あっという間に読み終わった。食べ物にたとえるとあっさりした塩味。風と共に去りぬは濃厚なソースにまみれてこってりしているので一章分、だいたい20頁読むとお腹がいっぱいになってしまう。スリルとサスペンスの展開のことのほかに、ふだん意識しないようにしている男としての自分、人間としての自分、ひいては資本主義と男女間の奴隷制とか、いろいろなことを考えさせられるのでぐったりしてしまう。
 江戸川乱歩が子供向けに書いたこの小説は語りが読者との対話式であり、紙芝居を見ているようで楽しかった(ぽこの子供時代には紙芝居のおじさんが町内の児童公園にやって来ていた)。小学生の時分に読んだときは作品を高みからじっくり見渡すことができなかったはずだが、さすがに今は余裕綽々、軽い読み物、完全な娯楽として享受できる。この作品に教育的効果を見出すならフェイルセーフの重要性に自然と思い至ることかなどと考える余裕もあった。

2009.12.27日曜

&Amazon(Good Books, Good Life);
インターネットするなら「Bフレッツ」がおすすめ。工事費無料で申込受付中!
posted by 堀内悟 at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。