2011年09月18日

ホープ号と岸洋子の「希望」

 半月ほど前ジョン・バース『酔いどれ草の仲買人』野崎孝訳の再読を始めた。断続的にしか読めないのでなかなか進まないのだが、今回は固有名詞一つとっても呵呵大笑の元となり非常に楽しい。

 今日は第二章から始まり現時点で第五章まで読み進めたが、ついさっきわずか十五分ほど前に不思議な体験をした。
 集英社世界の文学35の百七十二頁。ヘンリー・バーリンゲームが帆船ホープ号でメリーランドに渡る前の猶予に何をしたのか語る場面を読んでいたら、NHKラジオ第二放送から岸洋子の「希望」が聞こえてきた。 文化講演会「朗読との出会い」(女優・朗読家の春日宏美)の締めくくりだったのだが、興味をそそる偶然の一致だ。

 ショーマンシップに満ちた物語が魔力によって偶然を本当に引き寄せるのか、それともかような物語を好む感性があらゆる出来事を芝居の一場面へと認識上変容せしむるのか。正気を損なわぬよう適度な距離を保ちつつ考察したい問題である。

2011.9.18日曜
posted by 堀内悟 at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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