2010年02月09日

電影「グラン・トリノ」を見た

 今夜(2月8日)川崎のチネチッタの中にあるチネ7(244席)でクリント・イーストウッド監督・主演作「グラン・トリノ」を見た。6時半から8時27分まで。毎日映画コンクールの授賞式が初めて川崎で行われることを記念しての上映会だった。この作品は同コンクールの外国映画ベストワン賞に選ばれている。

 今回初めて見たが、とても政治的かつ社会的な作品だった。グラン・トリノというアメリカを象徴するフォード車をモン族(ベトナムの山岳地帯の民族)の少年が受け継ぐことの意味。クリント・イーストウッドが演じるコワルスキーがポーランド系移民を先祖に持つ(と思われる)、その設定の必然性。暴力による問題解決を図った結果、引き起こされる悲劇(アメリカの軍事行動を連想しないわけにはいかない)。コワルスキーの反戦的真情。アメリカという国の成り立ち、宿業、悔恨を象徴するコワルスキーが最後に取った行動がアメリカの希望なのかどうか。
 暴力と人種差別の国アメリカの根の深い問題を箱庭的世界に凝縮した作品であり、笑える、泣ける、感動できる、といった浅薄な効能書きが許される類のものではない。エンタメでもアートでもないドキュメンタリーのようなフィクションといえるだろう。

 あえて乱暴かつむちゃくちゃなことをいうと、白人は×、黒人も×、アジア系特に女性は○かも(コワルスキーの担当医はアジア系の女性)、白人はいずれマイノリティーになってしまうけどアメリカは元々移民の国だからしかたなかろう、という短絡的まとめも一面では可能な作品だった。

 ぽこ的にはスーとユアという二人の女の子が両方とも可愛かったのが最大の収穫。スーちゃんは子豚系、ユアちゃんは長毛種のセレブ猫系。

2010.2.9火曜

追記(2010.12.29)

 模範解答的なまとめ方をすると、アメリカ人とは誰か? それは人種、性別ではなく、勤勉に働き、家族を大切にする人たちなのだ、というメッセージがあるのではないだろうか。コワルスキーはモン族の少年の働きぶりを見て、仕事道具と自慢の車を譲った。この男こそアメリカの男たりうると認めたのだと思う。

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posted by 堀内悟 at 00:27| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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