2010年01月15日

電影《陽気なギャングが地球を回す》没意思

 晩上在Gyao看了《陽気なギャングが地球を回す》(2006年、配給:松竹)。5点満点中2点。

 小説も映画も名作といわれる作品は、おしなべて時代と共に移ろうものと時と場所を問わず変わることのない要素とがうまく織りあわされているものなのだが、この作品にはその妙味がない。察するに時代と社会を語らないというコンセプトのもとに作られたと思われるのでいたしかたないのだが、その方針を最大限尊重して合憲限定解釈ならぬ名作限定解釈をしても成瀬(大沢たかお)と雪子(鈴木京香)の恋愛の書き込みがあまりに足りない。二人の関係を陽気な強盗の明に対する暗といえるほどシリアスに描いてはこの作品全体のトーンが乱れるという自己抑制によるものだとは思うのだが、私がプロデューサーなら真に描き出すべき作品の本体は二転三転する強盗の顛末ではなく、大人の男女の恋愛だと明確にしていただろう。この決断があれば雪子の、傷つく(傷つける?)ことを恐れていては愛せない、という台詞ももっと印象的に演出されていたことだろう。このような重みのある台詞をさりげない絵の中にさりげなく語らせたところに監督のねらいはあるのだろうが、もっとアクセルを強く踏み込んでほしかったところである。
 ただ、約1時間半退屈さをまったく感じさせなかったという点で前田哲監督の技量は充分と評しておきたい。

2010.1.15金曜

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ラベル:映画 Gyao
posted by 堀内悟 at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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